「危険な代理店を見極める3つのポイント」についてお伝えしていきます。
▼ 3つのポイント ▼
・最大という文字に注意
・キャッシュバックが遅い
・手続きが複雑すぎる
なぜ、この3つのポイントが重要になるのかを説明していきます。これからauひかりを契約する場合。代理店を利用して申し込みしようと考えている方は、かなり参考にしていただきたい内容なので、しっかり最後まで読んでください。
チェック①「最大」という文字に注意しよう
世の中には便利な言葉というのがあります。
・ご想像にお任せします
・前向きに検討します
・効果には個人差があります
ハッキリと明言せずにお茶を濁したり、前向きとも後ろ向きともとれる言葉。いざという時に責任から逃れるために使われる言葉など。最大というのもその中のひとつ。
危険な代理店というのは、なんらかの意図をもって「最大」という言葉を使っています。その意図とは「期待感を煽る」「錯覚させる」ためです。
具体的には、キャッシュバック金額を多く見せてアピールし、申し込みや問合せの件数を増やすための「戦略的手法」として使われています。
キャッシュバック金額が違う
代理店のキャッシュバック特典ではなく、auひかりの公式特典があります。その特典内容は[auひかりスタートサポート]と呼ばれるもので、他社回線から乗り換え時に発生する解約違約金を、上限30,000円までauひかりが負担してくれるという内容です。
さらに[上乗せキャッシュバック]という特典もあり、auひかりスタートサポートが適用された場合、現金もしくはauウォレットで25,000円がキャッシュバックされる特典です。
【auひかりスタートサポート】
・最大30,000円
【上乗せキャッシュバック】
・最大25,000円
上記2つの特典と、代理店が独自で行っているキャッシュバックを組み合わせた金額を「最大〇〇万円」と表記している。これが最大というカラクリです。
過大広告には注意しよう
お気づきの方もいると思いますが、公式特典のスタートサポートは、他社回線を解約して、なお且つ違約金が発生した場合にだけ適用されます。適用されるのはごく一部の人だけで、ほとんどの人には無関係な特典です。
代理店から支払われるキャッシュバックが50,000円だと仮定します。そこに、公式特典の55,000円分を加算して「最大105,000円キャッシュバック!!」のように表記してアピールするなど、過大広告で期待感を煽るのが危険な代理店の戦略です。
キャッシュバック金額の前に最大と書いていたら、その代理店には関わらないようにしましょう。
チェック② 振込みが遅い代理店にはワナがある
最大表記という餌(エサ)に引っかかってしまった人を待受けている次なる仕掛けは「振込みの先延ばし」です。
キャッシュバックの振込み時期にルールはありません。いつ振込むかは各代理店が独自で設定しています。
1日でも早く振込んでほしいという気持ちとは裏腹に、なぜか1年後にならないと重い腰を上げない代理店があります。
「いろいろ手続きに時間がかかるのだろう」「もらえるのだから文句は言えない」こんな甘い考えを持っている方もいるかもしれませんが、それは違います。
通常であれば、2~3ケ月ぐらいで振込みできることが可能。遅くしているのは意図的(ワナ)です。
支給を少なくして還元率を下げる
本来であれば2~3ケ月で振込みできるはずなのに、どうして1年先に先延ばしにしていると思いますか?わざとだとしたら腹が立ちますよね?
代理店がそのような仕掛けをするのは「還元率を下げる」ことが目的です。
還元率とは・・・[支給する人数 - 実際に支給した人数 = 還元率]
100人中100人全員にキャッシュバックを支給したら還元率は100%です。それに対して、100人中80人しか支給しなかった場合の還元率は80%になります。
20%の未払いで浮いたお金はどうなると思いますか?・・・そうです。「代理店の利益」になります。もうお分かりですよね。還元率を下げれば下げるほど代理店の利益は増えるわけです。
約束した分を払わないのは詐欺ですから、それはできません。ではとうやって合法的に還元率を下げればいいのか。そのカラクリをこれから説明します。
チェック③ 複雑な手続き指示してくる
合法的に還元率を下げるためには、キャッシュバックを受取るまでのハードルを高くすればいいのです。
振込み時期を1年後に設定しているのもこのためです。代理店はこの期間を使って、契約者にあることを指示します。
もらい忘れる人を増やすため
約束をして振込まないのが法的に問題なのであれば、必然的に未払いが発生するようにすればいいのです。
つまり、契約者側の過失でもらい忘れが発生する仕組みにすればいいわけですよね。
「キャッシュバックが振込まれるのは1年後」と先ほどから言っていますが、その間、何もしないで待っていれば振込まれると思っていたら大間違いです。
・アンケート回答
・申請書記入して郵送
・メールで回線利用継続の報告
・WEB専用ページから手続き
ありとあらゆる手続きをするように指示すると、あまりにも複雑でメンドクサイ手続きにより、キャッシュバックの受取りを諦めてしまう人が出てきます。
これらの手続きは契約者に説明して了承済みなので、代理店に責任が生じることはありません。「悪いのは手続きを忘れた契約者だ」ということになります。
期日が過ぎると権利無効になる
各手続きには細かく期日が設定されています。たとえばこのような内容。
開通後7日後にアンケート回答メールがくるので、それを開通から60日以内に回答し、申込みから2週間ほどで到着書類に必要事項を記入し、回線利用明細を添付して、開通から10ケ月後の月の1~7日消印有効で返送してください。
申込み後にお送りしたメールに専用URLが記載されてますので、そちらにアクセスして確認キーを認証してください。
プロバイダからもうひとつアンケートメールが来ますので、そちらを開通から90日以内に回答してください。
手続き自体は誰でも簡単にできる内容だとしても、期日を守れずにキャッシュバックをもらえなかった人が続出。
「少しぐらいなら大丈夫でだろう」と思うかもしれませんが、1日でも期日を守れなかったらキャッシュバックを受取る権利は無効です。「代理店に交渉すれば何とかなる」そんな考えは通用しません。ダメなものはダメ・・・と言われておしまいです。
余計な手間がかかる代理店は利用するな
そもそも、はじめから余計な手続きが必要な代理店とは関わらないことです。「お金のことなんだから忘れるわけない」「自分は大丈夫」などの自信を持っている方もいるかもしれませんが、誰だってそうやって考えていたはずです。その結果、もらい忘れて後悔している人が続出しているのが現実です。
複雑な手続きをしなければキャッシュバックがもらえない、みたいな公式ルールがあるなら従うしかありませんが、そんな決まりはありません。全ての代理店がこのような手続きを指示してくるわけではありません。
何の手続きをしなくても、たった1ケ月後にキャッシュバックを振込みしてくれる代理店が存在します。
複雑な手続きを強要してくる代理店と関わるには避けたほうが身のためです。
まとめ
危険な代理店には3つの特徴があります。チェックポイントは以下の3つ。
・キャッシュバック金額の前に[最大]と書いている
・振込みが遅く(半年~1年後)
・複雑な手続きをするように指示してくる
この3つの内、1つでも当てはまるようなことがあれば、その代理店とは関わらない方が身のためです。
サイトや広告などに書かれている金額ばかりに注目するのは危険です。気になる代理店があれば、必ずサイト内に書かれている注意事項を熟読して利用するようにしましょう。
最後にお伝えしておきます。auひかりをWEBから申し込みできる代理店は10社以上あります。今回紹介した危険な代理店というのは、その内のごく一部だけです。「auひかりの代理店は危険」だと勘違いはしないでください。
